【ミニマム級 8回戦】
●吉田修一(10勝6KO4敗1分:船橋ドラゴン)
<判定2-0>
○熊田和真(12勝3敗:オサム)
吉田の日本ランカーへの初挑戦である。
対する熊田選手は、現在日本ランキング1位の選手である。
吉田とは過去に4回戦時代に1回対戦しており、その時は判定で熊田選手が勝利している。
1R:熊田選手は、積極的にジャブから右ストレートのコンビネーション出攻め込んでくる。
吉田は、ほとんどのパンチを上体で柔らかくよけるものの、
2ラウンドまで攻め込む熊田選手に攻め込むきっかけがつかめず後手に回る。
3ラウンドになって、ようやく吉田も接近しての打ち合いを始める。
吉田の重いパンチが、熊田選手の」頭蓋骨をたたく鈍い音が響くが手数で上回る熊田選手の左右フックを主体としたパンチも正確に吉田の顔面を捉える。
お互い激しい打ち合いを演じ、それぞれクリーンヒットでぐらつきながらも崩れない。
中間距離では、疲れの見え始めている吉田は、1ラウンドでは避けることができたジャブから右ストレートのコンビネーションをもらってしまう。パンチ力で上回る吉田だが、総合的な技術力に勝る熊田選手に打撃戦の均衡を破ることができない。
8ラウンドまで、激しい打ち合いが続き試合は終了。
判定は、2-0で吉田の判定負けであった。
日本ランキング1位の選手に最後までスタミナが切れずによく打ち合ったが、技術的には差を見せられた試合であった。
惜しむらくは、1ラウンドから打ち合いにいっていれば結果は違っていたかもしれない。
次の試合も頑張って欲しい。